まずは職場に馴染む努力をする

看護師にとって、結婚や出産、病気などで仕事にブランクができることは特別なことではありません。
しかし復帰するとなると、その期間によってはハードルが異なってきます。

1年以内であれば、1週間もあれば元の職場であればとくにスムーズに復帰できるはずです。
しかし、その期間が3年を超えると、少し事情が違ってきます。
その理由は、部署内の人事が異動し、当時の上司が居なくなるなどで以前のことを知る人が少なくなったり、院内システムや担当業務などが以前のままとはならなかったりするためです。
元の職場であっても、新しい職場に入るのと同じくらい勝手が違うこともあるでしょう。
とくにブランクは本人だけが感じることで、周囲の人には見えない変化です。
戸惑いや緊張などを理解してもらえるとスムーズな復帰ができますが、ギャップを感じ過ぎると悩んでしまうこともあるでしょう。

以前の自分を知っている人がいれば頼ってみるのも良い方法で、その人を通じて新しく上司となった人にも理解してもらえるとギャップは解消されます。

ブランクというのは、自分の周りに作り上げた壁であり、その壁のせいで視界が狭くなっている状態です。
そのため、周囲の状況を知る意味でも、頼れる人の助けを借り、少しずつ復帰した環境に馴染んでいく必要があります。
慌て過ぎると精神的にも負担が大きくなるため、無理をせずに目の前のことから丁寧に取り組んでみましょう。
復帰してしまえば何でもないことなので、1年くらいは職場に溶け込む気持ちで気長に構えてみてください。